グラスファイバー、カーボン骨補強
- 造 修
- 1 日前
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傘修理専門店 傘地蔵です。
今回は、前回に引き続き修理のお問い合わせでよくあることを紹介させていただきます。
グラスファイバー、カーボン骨補強を問い合わせされることがあります、
他社様でも行っている所がある修理ですが
非常に危険です、絶対に行わないほうがいいです。
そのような修理方法を提示されたらその修理屋さんは避けてください。
解説していきます。
まずグラスファイバーやカーボン製の骨はどういう物なのかですが
ガラス繊維やカーボン繊維を並べて固めたものになります
細かい繊維の集まりですね、そうして作られた棒へ金属やプラパーツを取り付けして骨になります
金属製の骨に比べ「折れない、錆びない、非常に軽い」と魅力的です
大概の故障も骨の棒部分ではなく接続パーツの破損の場合がほとんどです
稀に棒の部分が折れてしまうのですがその状態は非常に危険な状態となります
実際にグラスファイバー製の骨に負荷をかけ折ってみました

写真の解像度の関係で不鮮明ですが折れた部分で繊維状のものが沢山飛び出しています
理解の早い方はわかるでしょうがすべてガラス繊維です
このガラス繊維はμ(ミクロン)単位の細さになります、繊維1本ですと目で見てもわからないレベルの細さになります
さて目で見えないほどに細いガラス繊維ですが、当然のように簡単に皮膚に刺さります
そして痛いですしっかり痛みを感じます、普通に針で刺されるのと変わらない痛みです
私も修理を行っていて何度刺さったかわからないくらい刺さっています。
話を戻します、なぜグラスファイバーやカーボン製の骨で補強が出来ないかというと
補強金具を取り付ける方法が爪を織り込んで潰すからです
補強金具を通常通り取り付けると間違いなく骨に傷がつき繊維が飛び出したり毛羽立ちます
単純に刺さって危険です
さらに金具を当てている箇所はグラスファイバーやカーボン骨の特徴のしなる性質を消します、しなる骨の中でしならない箇所が出来るということです、しかもそこは補強金具の縁が当たることになります。
当然傷がつきそこから骨折れが起こります。
例えば接続部分のプラパーツが破損した際に補強金具の角芯ダボ(ダボ部分を作る)や先ヤロー(骨のつなぎ目を作るパーツ)を使用して直したとします、
補強金具を取り付けすればごく短期間は直ったように見えますが
その実骨そのものを痛めることになります
接続部分が破損していただけの骨が棒部分が折れガラス繊維が飛び散り怪我の危険が増え非常に危険です。
他社様で補強金具によるグラスファイバー、カーボンファイバー製の骨を直していることがありますが、正しい知識がないまま傘修理を行っている指標になります
他社様で提案された際には絶対に避けてください。
ありがとうございました。
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